ご依頼の経緯
T様は、昨年ご両親がご逝去され、成田市内にある広大な農地、自宅不動産、賃貸用不動産、多額の預貯金を含む遺産相続手続きを進める必要がありました。特に、農地については「売却して現金化するべき」という意見と「家族で維持し将来的に活用すべき」という意見が相続人間で対立しており、話し合いが進まない状況でした。
さらに、賃貸用不動産についても「収益物件として継続すべきか」「売却して分配するべきか」で意見が分かれ、協議が難航していました。T様は「相続人全員が納得し、円満に遺産分割を終えたい」との思いで当事務所にご相談いただきました。
担当行政書士のコメント
当事務所では、まず相続財産を整理するため、財産目録を作成しました。農地については、維持費や管理負担を考慮し、売却して現金化する案を提案しました。この方法により、相続人全員が公平に遺産を受け取ることができ、農地の管理負担を軽減することができました。
賃貸用不動産については、収益性や維持管理の現実性を総合的に評価し、売却して分配する形を採用しました。一方、自宅不動産については、地元に住む相続人が取得する形とし、固定資産税や維持費についても具体的なアドバイスを行いました。これらの分割案を基に遺産分割協議書を作成し、全員の同意を得ました。
また、不動産の売却手続き、農地の名義変更、預貯金の解約といった煩雑な手続きについても、当事務所が全面的に対応しました。これにより、T様の手間を軽減し、短期間で相続手続きを完了することができました。
今回のケースでは、広大な農地や賃貸用不動産など、異なる性質を持つ遺産を効率的に整理することで、全員が納得する形で解決できました。T様とご家族が安心して新たな生活を始められるお手伝いができたことを、大変嬉しく思います。
お客様のメッセージ
「両親が遺してくれた農地や賃貸用不動産について、兄弟姉妹で意見が分かれてしまい、どのように進めるべきかわからない状態でした。先生に相談したことで、現実的な提案をしていただき、全員が納得できる形にまとめていただけました。
特に、農地の売却や賃貸用不動産の分配について、自分たちだけでは対応できなかった部分をすべてサポートしていただいたおかげで、安心して手続きを進めることができました。家族全員で円満に相続を終えることができたことに心から感謝しています。
これからも何かあればぜひ先生に相談させていただきたいと思います。本当にありがとうございました。」
