―「誰に相談すればいいのか分からない」80代の不安を解消した相続サポート―
ご相談の背景・経緯
T・I様は、長年連れ添われたご主人様を亡くされた後、相続手続きを進めなければならない状況になりました。お二人にはお子様がいらっしゃらず、ご主人様のご兄弟やそのご家族が相続人に関わってくる可能性がありました。
「何から始めればいいのか分からない」「戸籍をどこまで集めればいいのかも見当がつかない」。そうした不安を抱えながら、ご自身で金融機関に問い合わせをされたものの、必要書類の多さや手続きの煩雑さに戸惑いを感じられたそうです。
ご高齢ということもあり、役所や金融機関を何度も往復する体力的な負担も心配でした。そんな中、信頼のおける知人の方から当事務所をご紹介いただき、「きちんと説明してくれて、任せられる先生だと聞いたので」とご連絡をいただきました。
初回のご面談では、「難しい話は分からないので、分かりやすく教えてほしい」と率直なお気持ちをお話しくださいました。相続人の範囲が広がる可能性があるケースであったため、正確な調査と丁寧な説明が欠かせない案件でした。
専門家のポイント解説
子どものいないご夫婦の相続は、「配偶者がすべて相続するのでは?」と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。民法上、配偶者は常に相続人になりますが、お子様がいない場合、第二順位として被相続人のご両親、すでに亡くなっている場合は第三順位としてご兄弟姉妹(さらにその代襲相続人である甥姪)が相続人となります。
今回のようにご兄弟がすでに亡くなっているケースでは、そのお子様である甥姪まで相続人が広がる可能性があり、相続人の確定作業が一気に複雑になります。戸籍も、被相続人の出生から死亡までをすべて取得する必要があり、本籍地が複数にまたがっていると、その都度請求手続きを行わなければなりません。
80代の方がこれらをすべてご自身で行うのは、精神的にも体力的にも大きな負担です。しかも、相続人を一人でも漏らしてしまうと、後々手続きがやり直しになる可能性があります。
そこで当事務所では、まず相続関係の全体像を図にしてご説明しました。「誰が相続人になる可能性があるのか」「どの順番で手続きを進めるのか」を可視化することで、不安を取り除くことを第一に考えました。
そのうえで、戸籍収集はすべて当事務所で代行し、財産調査についても金融機関への照会手続きを一括で対応しました。T・I様には、都度専門用語をかみ砕いてご説明し、「今どの段階にいるのか」「次に何をするのか」を必ずお伝えしました。
高齢のご相談者様の場合、専門的な正確さだけでなく、「安心して任せられる」と感じていただけることが何より重要です。手続きのスピードよりも、理解と納得を優先し、無理のないペースで進めることを心がけました。
相続は、単なる書類作成業務ではありません。大切なご家族を亡くされた直後の、心が落ち着かない時期に行う手続きです。だからこそ、法律面だけでなく、気持ちの面にも寄り添う姿勢が不可欠だと、改めて感じた事例でした。
お客様の声
正直なところ、最初は「自分でできるのではないか」とも思っていました。しかし、実際に手続きを始めてみると、戸籍の取り寄せや金融機関の対応など、想像以上にやることが多く、途中で不安になりました。
先生にお願いしてからは、面倒な手続きをすべて整理して進めてくださり、本当に助かりました。難しい言葉を使わず、ひとつひとつ丁寧に説明してくださったので、安心してお任せすることができました。
もしお願いしていなかったら、必要な相続人を見落としてしまったり、何度も役所に通うことになっていたと思います。年齢的にも、あの手続きを一人でやり切るのは難しかったと感じています。
信頼できる先生なので、他の方にも自信をもってお勧めできます。親切に対応していただき、色々と詳しく教えてくださり、心から感謝しております。